左側はGCCの厚みをカラーマップで示したもので、正常眼ではグリーンのドーナッツ状と、その外側の領域では青色を呈しています。右側は正常群との比較で、全体的にグリーン色を呈し、正常範囲内にあることを示します。
緑内障と神経節細胞
網膜内の視細胞でキャッチされた光の映像信号は、眼球から脳の後頭葉にある視覚中枢へ視路という神経回路を経由し伝達されます。網膜内の網膜神経節細胞とその軸索は、その視路の一部を形成しており、この細胞と軸索の消失は、満足した情報が視覚中枢へ伝達されないことを意味します。すなわち、その消失した細胞が携わる視野の領域においては、その欠損や狭窄を招くことになります。そして、神経節細胞の消失は細胞死(アポトーシス)と考えられ、緑内障という病気の本態と考えられます。そして、緑内障は、たとえ自覚症状がなくとも、視野検査で典型的な視野異常を認めない場合でも、緑内障が発症し ていることも考えられます。
網膜神経節細胞は、眼底では黄斑部の周り6x6mmの領域に豊富に存在します。OCT検査(網膜の断層撮影)では、この領域のGCC;網膜神経節細胞複合体の厚みを測定し、その厚みを色マップとして表示することをもって、その細胞のおおよその量を推測して、早期の緑内障の診断に活用します。また、通常の視野検査では視野異常を検出できない場合は、当院ではフリッカー視野検査やFDTという早期の緑内障を検出する視野検査も行います。
網膜内の視細胞でキャッチされた光の映像信号は、眼球から脳の後頭葉にある視覚中枢へ視路という神経回路を経由し伝達されます。網膜内の網膜神経節細胞とその軸索は、その視路の一部を形成しており、この細胞と軸索の消失は、満足した情報が視覚中枢へ伝達されないことを意味します。すなわち、その消失した細胞が携わる視野の領域においては、その欠損や狭窄を招くことになります。そして、神経節細胞の消失は細胞死(アポトーシス)と考えられ、緑内障と いう病気の本態と考えられます。そして、緑内障は、たとえ自覚症状がなくとも、視野検査で典型的な視野異常を認めない場合でも、緑内障が発症していることも考えられます。
GCC解析
光干渉断層撮影(OCT; Optical Coherence Tomography)によるGCC(網膜神経節細胞複合体)解析は、緑内障による網膜の神経節細胞の減少を早期に捉える目的で行います。中心窩から6x6mmの範囲で 、網膜内層の神経線維層、神経節細胞層、内網状層の合わせた厚さ、その厚みの減少から神経節細胞数の減少を評価します。この測定範囲内には、多くの神経節細胞が密集していて、GCCの厚みの減少が中心に近ければ近いほど、多くの神経節細胞が減少していることが推察されます。